男性蔑視、老人蔑視は無視される不思議な社会
森さんの発言に対する批判の件、女性蔑視という人もいれば、そこまで騒ぐことか?と思う人もいるだろう。僕の妻のように女性に対する風当たりを強く感じてきた人にとっては前者のようだ。90近い年齢からして(諦めという意味で)分からなくもないけれど、でも責任ある立場に着く以上は・・、という意見は分かる。
人類は批判を通じて成長してきた、と僕は思っている。批判は必要なのだ。古代ギリシャ哲学がそうであったように。
でも今回起きている批判の多くが建設的な批判から外れている気がしてならない。
そして案の定日本人お得意の批判から陰険な罵詈雑言に発展する。
流石自殺大国、とうか自殺に追い込むのが好きな国民性だ。
川淵さん就任の話になった時に起きたのが老人批判というより老人蔑視。老人だからダメって、女性蔑視はいけなくて男性蔑視や老人蔑視は許されるのか。
普段女性蔑視については散々取り上げられるが、僕は普段からそれ、男性蔑視じゃないの?と思うことがある。特にTVCM。匂いや汚れ、これを演じるのは必ず「男」だ。子供であっても女の子がこの役をやることは断じて無い。CGですら絶対に無い。
男は汚いもの、とでもいいたいだろう?
洗濯の際に女性陣が、父親に自分たちと一緒の洗濯機に入れるな、というようなTVCMを何度も見てきた。
そして今回、というか最近よく聞くが、老害という言葉。
僕はこの老害という侮辱言葉は蔑視とかを通り越して迫害に近い言葉だと思っている。
なぜならこの言葉の裏に「早く死ねよジジイども」ということば透けて見えるからだ。
森さんの辞任はともかく、マスコミは組織委員会の件で批判合唱だ。批判する人い件しか取り上げないからな。中には川淵さんが候補に挙がった時に大谷昭宏とかいう人が、「日本にはそれぐらいの人材しかいないのか」といったらしいが、お前はそれ以下の人材にしか過ぎないくせに、と思ったのは僕だけなのかな?
声がかからない以上、その人以下だったんだろうよ。
いや俺の方が優秀と思うならば嘘でもいいから立候補しろよと思うけどね。
もう何をするにしても批判ありき。でかつ、徹底的に追い詰める。
日本のマスコミは批判による破壊しかしない。
それに無邪気に乗る国民にも呆れる。