afternoon life

悩み多き人生ですが、残りの半生を楽しく意義あるものにしたいと思い、綴っていきます。

欲張らない投資か、ちょっと欲張った投資か、育てる投資か

日ごろから債券なども含めて分散投資をしている人たちと、自分のように株式オンリーな人たちで、分散投資の考え方は違うと思います。

昨今景気後退に入ったのではと言われていますが、中には投資戦略を変えようかと考えている人もいるかもしれませんね。

では、僕自身はどうかというと、継続して株式オンリーの投資を実践していきます。

 これはピクテ投信萩野氏の著書、ピクテ式セオリーで自分が学んだことです。ピクテ投信を敬遠している人も多いでしょうが、個人的にこの本は、分散投資を考える上で、よくできていると思っています。

「欲張らない投資」を目指すか、「ちょっと欲張った投資」を目指すか、「育てる投資」を目指すか。

「欲張らない投資」とは、インフレ率を上回る程度の利回りで十分だという考えです。あくまで資産を目減りさせず、低リスク・低リターンのみでの運用を行う、預貯金から一歩踏み出した運用方法。

 

「ちょっと欲張った投資」とは、リスク分散を考えて、程よいリスクで、程よいリターンを目指す運用。

リスクについてはモーニングスター社で、ご自身が保有している投信を検索し、標準偏差という値を見ることで確認が出来ます。因みにeMAXIS先進国株式(slimじゃないほう)のリスクは5年で16%、直近の1年では19.03%となっています。

ちなみに同じ指数でもヘッジありのたわら先進国株式については、直近1年が16.48%。

同署によると、ちょっと欲張った投資の程よいリスクは6%~14%。リスク値が20%を超えているようならかなりリスクを取っていると考えていいようです。もちろんその裏付けなどは本に書いてありますが、割愛します。

 

「育てる投資」はこれまでの方法とは違い、資産を成長させることを目的としたもので、株式の組み入れが多いものを言いますが、株式の配分については個人の年代によって変わってきます。受け入れられるリスクが変わるからです。

育てる投資の期間はおよそ10年が目安となるようです。この10年というのが過去の経済サイクルのピークとピークの間(大体8年~10年)らしく、長期保有すれば負けを回避でき、大きく下落しても過去の最高値を上回ることが出来るという考えです。

もちろん、株式投資は単一国に集中ではなく、分散するのも大切なポイントだと思っています。日本は自然災害リスクが高い国ですし、イギリスはEU離脱に揺れ、イタリアも債務問題に悩まされています。

ただこの考えをある意味否定しているのが米国株だけで良いという考えかなと思っています。株式というのは、世界各国に分散投資したところでグローバル化により、全く影響を受けないというのは難しくなっています。というかほぼ影響を受けてしまいます。

だったら今後もしばらくは世界経済をリードするであろう米国に集中投資した方が良いのでは?というかんがえですね。僕は少し考えが違うのですが、素人なりにこの辺はそのうち書いてみたいと思います。

本当にリスクを最低限にするなら「欲張らない投資」で、各資産の相関関係などを目安に資産配分をつくるか、そういった投信などを買っていくか、ですね。

 

 冒頭で継続して株式オンリーで、と述べましたが自分の取った選択が、この「育てる投資」です。もちろん年齢が上がるにつれて、自分自身のリスクを見なおしていくことにはなると思います。

ところでピクテ投信萩野氏著書から幾つかの投資戦略をご紹介しましたが、これらは全て預貯金も含めたうえでの考えです。僕は資産全てを「育てる投資」に充てることを薦めているわけではありません。預貯金を含めた資産全体を考え、「欲張らない投資」「ちょっと欲張った投資」、「育てる投資」、余裕のある人は「スパイス的な投資」と分けることが大切なんだそうです。

ここでいうスパイス的な投資は完全に余剰資金で行うべき投資で、単一市場単一商品に投資するやり方です。バイオ株だけ、REITファンドだけなどの投資手法ですね。

 

個人的にはここ数ヶ月預貯金の配分をかなり上げています。育てる投資に未来を託しつつも、何か起きたときに家族をしっかり守れるようにしなければなりません。

人生にはいろんなイベントがあります。景気の良しあしに左右されることもあるでしょうが、結婚、出産、進学、家族との別れなど、その都度せっかく投資した資金を引き出すのは避けたいですね。