afternoon life

悩み多き人生ですが、残りの半生を楽しく意義あるものにしたいと思い、綴っていきます。

ルーツを巡る旅① 大分県杵築市

以前どこかの記事でさらっと書いたのですが、僕の母方の実家は平安時代から続く家柄と言われています。現実には、現代に生きている人みんな、平安時代だろうと飛鳥時代だろうと、遡ればご先祖様がいるわけで、こんな書き方をするのも変なのですが。

なので正確に言うと、平安時代鎌倉時代のある戦で名を挙げた家の末裔…と言われているようなのですが、具体的に戦の名を出すと、歴史にかなり詳しい人は分かるかもしれません。と言っても、もちろん一般的に名の知れた有名武将とかではなく、むしろ部下だった方が有名なくらい。別にそれは良いのですが、言い伝えだけで、家系図や代々伝わる秘宝があるわけでもありません。母の従妹には家系図があるんですけどね。

家紋はまさにソレなんですが、やっぱりルーツを辿ってみたいですよね。。。

 遠かった~。片道140Km以上を車で往復。

高速で行くと片道3,000円オーバーなので、せめて帰り位はと、下道で3時間半かけて帰りました。なぜ直接行ったかというと、郵送で出来る条件が「杵築市内に住民票・本籍があるかた」となっており、該当しないため。

で、その杵築市。元々母の実家は杵築市ではなかったのですが、市町村合併の際に杵築市になりました。なので僕自身杵築市に行くのは初めて。

城下町が残っていて、市役所はその入り口付近にあります。一般的には少し開けた道路沿い等にあると思うし、その固定概念が僕にもあったので、正直、このナビ嘘ついてない?と、着くまで半信半疑でした。

実際付いても建物の形が普通の市役所の装いではないので、市役所の文字を見るまでは「え?ここ?」「ここであってる?」と少し混乱しましたね。

 

さて、ルーツを辿るのに必要なのは戸籍謄本や除籍謄本。自分以外の戸籍を請求できるのは対象者の配偶者か直系尊属直系卑属に制限されています。

必要なのは、申請する書面に必要な印鑑、申請する人が直系卑属であることを証明する自身の謄本、そしてそれを明らかにする運転免許証などの身分証明書になります。一応、事前に問い合わせをする市役所の窓口に確認した方が良いと思います。

遠方なら尚のこと。

杵築市の窓口では申請する際に、「遡れるまで遡りたい」と伝えたので、対応してくださった方が、ありがたいことに戸籍謄本、除籍謄本から可能な限り調べてくださいました。

遡れたのは慶應元年一月一日生まれの高祖父と、そしてその父まで。

つまり、ひいひいひいおじいちゃん。名前しか分からない上にカナが書かれていないので、正確な呼び名は不明。200年くらい前まで遡れると思っていたので、正直残念。でも記録が残っていない以上はどうしようもないですね。

ただし、少なくとも江戸時代には今の住所に土着していることが分かった(大政奉還慶應3年なので)。歴史上は当時の天下人に生害を命じられて本家は没している(というのが有力)らしいので、長い歴史の中で細切れになった、数ある分家の一つ何だろうけど。

後は叔父に分かる範囲で尋ねるのと、過去帳にあるかどうか、墓に何か書かれていないか、ってところでしょうかね。何か情報があるはず。今度は盆休みを利用して行きたいと思います。

ところで内訳は聞いていないのですが、謄本を請求費用として、合計3,000円かかりました。う~~ん。思ったより金がかかるなぁ。

 

行く途中は湯布院付近の美しい山並みを、帰る途中は杷木の古い家並みを通りすぎ、杵築市でも城下町によることが出来ず、…今回は時間が限られていたので探索することは出来ませんでしたが、いつかゆっくり歩いてみたいと思います。

そのうち父方の方もルーツを巡ってみたいですね。

 

ちなみにですが、除籍簿は現在150年間の保存義務が戸籍法によって、地方自治体に課せられていますが、2010年までは80年でした。つまり、昭和5年までの除籍簿は廃棄されていてもおかしくありません。除籍簿が出来たのは明治19年1886年)から。なので、2035年からは再び除籍簿の破棄が開始されます。

ご自分のルーツに関心がある方は、早めに除籍謄本を取得されることをお勧めしますよ。