afternoon life

悩み多き人生ですが、残りの半生を楽しく意義あるものにしたいと思い、綴っていきます。

株式の投資評価をオーバーウェイトから ニュートラルに

ソフトバンクIPO、落選です。まぁ、何としてでも欲しいという感じでもなかったので、主幹事で唯一口座を持っていた大和証券からではなく、松井証券から申し込みました。まぁ、縁があれば当たるでしょう的な軽~い感覚です。そう思って申し込みましたが、いざ外れると、それはそれで複雑ですね。。。

さて、ピクテ投信さんの資産運用戦略マンスリーレポート、「Barometer」の2018年12月号を少しご紹介します。今回は「嵐に備える」と題されており、本文に入る前から慎重さがうかがえます。

 「足元の厳しい環境と世界貿易を巡る緊張、英国のEU離脱、イタリア財政問題などの先行きを巡る不透明感を勘案すると、相対的にリスクの高い資産の持ち高を減らしておくことが賢明」なんだそうです。EUに関していえばそれだけでなく、最近はフランスでも連日デモが行われるなど政情不安が高まっているようですしね。

因みにピクテさんによると、米国はニュートラルとアンダーウェイトの中間なのですが、EU諸国はニュートラルと、米国よりも高め。個人的には最近のドイツやフランスを見ていると、そんな前向きになれないんですけどね。

日本株式は相変わらずオーバーウェイトとニュートラルの間。新興国株式は「適正値を大幅に下回っていることから、来年米国が利上げのペースを落とし始めると、新興国株式にとって追い風になるだろう」とのことです。

それにしても米国株式については確か、ダウが最高値更新中の頃からピクテさんはずっとアンダーウェイト気味だったんですよね。その後S&P500が絶好調の頃も弱気でした。先日ソニーフィナンシャルホールディングスの緒河氏は、まだ2019年も米国経済は堅調と見ていると紹介しましたが、こういうところ、プロの方でも見方が違うのが分かって面白いですね。

 

ピクテさんは投資家に「様子見に徹する」「投資家には多くの理由で慎重な姿勢で市場に臨むことが求められる」と警告しています。

多くの理由とは、「世界貿易を巡る緊張、英国の欧州連合EU)離脱(ブレグジット)、イタリア財政が引き起こしかねないユーロ圏の政局の混乱等」があげられるわけですが、特に米国経済については「米国企業の利益成長率は、今年の23%に対し来年は7%と、世界の主要地域で最も大幅な落ち込みが予想されます。 」と、かなり弱気です。

「最も懸念されるのは、米国の住宅セクターです。住宅建設活動には減速感が目立ち、価格は1-3月期中に天井を打って、30年物住宅ローン金利は、2016年の3.5%弱から5%に上昇しています。」2019年がどうなるかは分かりませんが、景気減速の足音は静かに近づいているのかもしれません。

今まで以上に、無理のない範囲での投資が求められるのかもしれません。