インデックスファンドを上回るのは至難の業
既に積み立ては止めてしまいましたが、久々に年金積立Jグロースの、マンスリーレポートを読んでみました。ベンチマークである、TOPIXの10月の騰落率がー9.42%に対して、Jグロースは-10.39%。-0.97%の負けです。長い目で見ると、TOPIXに対して勝っているのですが、この先はどうか分かりません。
そもそも僕が、日本株式をアクティブファンドで運用しようと思ったのは、三菱自動車のように、不正まみれの企業に投資したくはない、という思いからでした。
最近も、免震技術で不正が明るみになった企業がありましたが、そういうニュースを見たり聞いたりするだけで、うんざりしていました。でももう、最近はあまり考えないことにしています。日本企業の不祥事に関するニュースに、慣れてきたというのもあるのかもしれません。
でも僕は日本人なので、日本を投資対象から外すという選択肢は取りたくないんですよね。。なので日本株については投信を止めて、個別株をそのうち再開しようかなと思っています。
外国株式については最近、新興国株式をアクティブファンドで運用しようと決めました。
tenbin-no-hazama.hatenablog.com
僕は、自分の国の安全保障を脅かす可能性のある国に、投資したいとは思っていません。娘の未来、子孫の未来がかかっていますからね。。1企業の不正レベルとは比較になりません。
元々、ピクテ投信のiTrust新興国株式を積み立てていましたが、中国やロシア、韓国が投資対象にありません。この点は目論見通りなのですが、新興国株式を引っ張っている中国が投資対象に含まれていないために、成長に乗り遅れている感がありましたが、最近はポートフォリオに無い分、逆に踏ん張りが効いている感じです。
これに加えて、最近JPM アセアン成長株オープンなる投信の積み立てを開始しました。MSCI ASEAN指数を上回ることを目標としている投信ですが、MSCI AC アセアン・インデックスの指数に打ちのめされています。インデックスファンドとかがあれば良いのですが、残念ながらないんですよね。。。
なぜ東南アジアかというと、ITrsut新興国株式の上位の国よりは、政治的に安定している気がするから。行ったことが無いので、もう日経などの情報に頼る以外にないのですが、特にインドネシアは人口が2億人を超えているので、人口ボーナスも狙った選択です。インドネシアやマレーシアなどはItrsut新興国株式にも含まれているので、JPMアセアンを少しだけ加えることで、より比率を高めた感じです。
ただiTrust新興国株式ファンド詳細ページによると、マレーシアが今年1月から6月末までの騰落率がー7.6%、インドネシアはー15.2%とリスク回避面から考慮すると、あまり比率を上げすぎるのも危険な気気がするので、本当に、ほんの少しスパイスを効かせた感じです。
もう一つリスクを上げるなら、やはり米中の板挟み感が強いところでしょうか。貿易摩擦だけでなく、南シナ海問題も気になるところ。ひょっとすると台湾よりも、米中衝突の最前線なのかもしれません。
先に書いたように、基準価額の推移をみると、設定来でベンチマークにほぼ負けっ放し。(ベンチマークが67.4%に対し、58.3%)
信託報酬も高額!
MSCI AC アセアン・インデックスに連動するインデックスファンドがもしできれば、売却して移行したいですが。。。出ないだろうなぁ。i-mizuhoも無くなっちゃったし。
そこまでして新興国株式を買う必要があるのか?と突っ込まれると。。。
でも一応全体のポートフォリオからすると、信託報酬は0.3%位なのですけどね。なので、何年後かは分かりませんが、それまで良い飯を食う夢でも見ることにします。