afternoon life

悩み多き人生ですが、残りの半生を楽しく意義あるものにしたいと思い、綴っていきます。

宗教による出費を考えてみた

先月、間質性肺炎と言われて数日間、本気で死を意識しました。専門医の診断は全く異常なし、ということだったものの、数日間真剣に色んなことを考えさせられました。

そのうちの一つが、葬儀と墓について。盆に帰省した際に親に聞いてみました。

 

tenbin-no-hazama.hatenablog.com

 

 日本人は多くの割合で神道、仏教に属していると言われています。意識しなくても生まれたら神社にお宮参り、3歳、5歳、7歳には七五三。新年には神社や寺に初詣、死んだときには寺に戒名をもらい、葬儀の際にお経を唱えてもらい、墓に入ります。

 

何故僕が宗教について(正確には仏教の宗派ですね)を意識したかというと、実家は浄土宗ですが、途中で浄土真宗から鞍替えしています。

祖父が亡くなった際、葬儀業者に坊さんに幾ら包んだらよいのか、事前に確認をすると、30万もあれば十分じゃないでしょうか、という話だったそうです。

まぁ、30万というアホみたいな額にも驚きなのだけど、実際に30万包んで渡したところ、額が少なかったのでしょうね。とびっきり機嫌を損ね、以後の態度は最悪だったらしいです。

そのため初七日以降は毎回来るたびに、祖母が5万円もの大金を包んでいました。でもどのタイミングだったか。。。祖母の実家が浄土宗なので、団子をいくつ準備したら良いかを父に確認するように言ったそうです。

祖母の実家、浄土宗では団子を準備するので、必要かもしれないと考えたのでしょう。ところが、父がこの浄土真宗の坊主に質問した時の、坊主の対応が最悪だったそうで、「いつ私が団子を準備しろと言いましたか!」と怒鳴り散らしたそうです。

分からないから聞いているだけなのに。。。

この坊主の息子も時々法要に来たのですが、お経を唱えている最中に、弁当屋などが来て支払いをするために、席を立とうとするだけで激怒。

 

父もさすがに頭にきて祖母に宗派を替えることを話し、祖母も宗派を替えるなら自分が生きている間に変えるようにと言って、祖母の実家と同じ、浄土宗に替えたようです。

幸いなことに宗派を浄土宗に替えて以来、こと法要については平和になったのですが、僕の母のいとこにあたるおじさんの家は、そのおじさんの葬儀の際、60万もの大金を取られたそうです。いやぁ、恐るべきは坊主の欲望。

檀家が多い寺はお彼岸なども年1回しか回らないようですが、稼ぎたい坊主は年2回、きっちり回ってくるそうですね。

 

で、なぜ宗派のことを親と話したかというと、自分自身が家を出た身で、宗派も何もないからです。家は末弟が継ぎますし、我が家の墓に僕らが入るのも違う気がしています。親は僕が実家の墓に入ることを望んでいますが、嫁は受け入れないでしょう。

そうなれば一番困るのは娘です。

いつか嫁ぐ日が来たとしても、一体どこに参ったら良いのか?となってしまいます。

 

というわけで生前に宗派を決めてしまおうかと考えたのですが、宗派を決めるということは、檀家になることで、毎年実家の場合、約3万円位は出費があるようですね。

それを知ると、やっぱりうぅ~~ん。。。となってしまいます。

とはいえ、死後に残されたものが、葬儀業者に相談して宗派が決まる、というのも少し考えモノです。まぁ、厳密には娘が嫁いで姓が変わった場合、僕の家系はそこで途切れるので、深く考える必要はないのかもしれませんけどね。

でもやっぱり浄土真宗は嫌ですね。一切修行もなく、髪も切らず、お経を唱えて金を稼ぐだけ。にも関わらずこっちに説法とは、ありがたくも何ともありません。

 

「その時」が来てからでも遅くはないかもしれませんが、突然死とかだったら手遅れなので、おいおい考えていく必要はある気がしています。

にしても葬儀や戒名やら、大金が飛びすぎて、うかつに死ねませんね。

 

最近は樹木葬なるものもあるようですが、後から娘が移動したい、となった時に掘りだせるのだろうか?とか、ぼちぼち知識を仕入れていこうかなと考えています。

因みに母方は臨済宗

自分の実家は佐賀藩のある武将の末裔だと、嫁と嫁母から誇らしげに聞かされましたが、実は僕の母方も、平安時代から続くとある家の末裔です。

そんなこと、自慢することじゃないと思うので、僕は嫁には一言も言っていないのですけどね。きっと娘にも話すのでしょう。

 

娘が将来話してきたら、真実を話してあげようかな。。。