モーニングスター社長 朝倉智也氏著書2冊
投信フェアに行ったときに
ものぐさ投資術 (PHPビジネス新書)という本をいただいた上に、
昨日「つみたてNISA」はこの7本を買いなさい――世界No.1投信評価会社のトップが教える安心・簡単な投資法という本が送られてきました。
いやぁ、ありがたい。
両方とも投信になじみが薄い方向けへの本なので、すでに自分で銘柄を選んで国際分散投資をしている人には少しというか、かなり物足りない内容かもしれません。
ちなみに朝倉氏が「本当に買っていい銘柄はこれだけだ!」という7本。
ここで書いてしまうと今年の2/15初版の本の売り上げに影響がないとも限らないので、さすがに書きませんが、個人的にはこの7本がダメとは思わないものの、選定方法がちょっとなぁ。。。という感じです。
つまり、全て信託報酬基準でランク付けして選定しているだけなのです。もちろん、ノーロードであることは大前提として。
投信を始めてしばらく経つ方は、「実質コスト」を学んでいるでしょうし、最近ニッセイがやらかして投信ブロガーさんの間で話題になっていますが、インデックスファンドを推奨するのであれば(本著では現時点でお勧めするアクティブファンドは無いと断言しています)、トラッキングエラーについての評価も必要でしょう。
そういった観点からの選別が一切ないという意味で、やはりこれから始めてみようかな~という人向けに、でも小難しいことかくと初心者には伝わらないだろうしな~という、感じでしょうかね。
ヒントを書くと、この7本全てを取り扱っているのはSBI証券のみです。
ところで、朝倉氏はアクティブファンドを選ぶ場合、構成銘柄がインデックスと重複していないか確認すべきとして、年金積立Jグロースは3銘柄がTOPIXと重複しているからと、駄目出ししているのですが、だったらTOPIXなんて買わなきゃいいじゃん!と思うのは僕だけでしょうかね。
最近また三菱自動車がバンバンCM流していますが、こんなクソとしか言えない企業に自分のお金が1円でも回るのなんてまっぴらごめんです。なってたってリコール隠しで一般人に死者まで出していますからね。
僕が他の不祥事を出した企業と違い、断固として三菱自動車を許せないのは、まさにここです。命に係わる重大な欠陥があったことを知りながら放置し、隠ぺいし、結果一般人に死傷者を出し、その上責任を被害者に押し付けたこと。
にもかかわらず自動車評論家などは三菱が復活してきたぞとか、平然と言ってのけます。なんでこんなクソ企業が存続できるのか、冗談じゃないぜ。
TOPIXとか日経のインデックスなんて、絶対絶対買ってたまるか。
日経新聞によると、銃メーカーを除外するETFや銃販売回避に特化した指数をブラックロックが検討するそうです。日本でもこんなくそったれな企業を除外する指数が欲しいものです。
なんだか話が本からだいぶ逸れてしまったけど、結局は個人のポリシー次第ですね。
不祥事を屁とも思わず満遍なく投資していくか、否か、僕は後者でありたいと思います。