人生とは
大杉連さんの突然の訃報。
病院に行って、それでも亡くなるとは。人生の幕切れとしてはあまりに突然すぎる。
人生とはなんてあっけないのだろう。
久々に昔買った本、故森信三氏の人生二度なし (Chi Chi・Select)を読みました。
僕はかなり幼いころから自分は何のために生まれたのか、人生に理由や目的を求めてきました。30代過ぎに自分なりの答えを見つけ、今この問いに悩むことはなくなりましたが、それまでは森信三さんの本や禅僧の南直哉さんの本を読んでは答えを求めて打ちひしがれたものです。
そういったことを常日頃考えてきたので、死に対しても僕の人生の中では恐らく他の人よりも身近なものかもしれません。きっかけはTVで安楽死をする映像を、家族に囲まれ今まさに死ぬ人を見たためです。普段何気に生活していても死に大して考えることなどほとんど無いとおもいますが、僕はその映像を見たとき、死に怯え、背筋が寒くなったことを覚えています。
それ以来、ふとした時に死を意識するようになりました。
(残念ながら僕は祖父や祖母の旅立ちを見送ることができなかったので、死について真剣に考えたのは映像によるものでした。)
死んでも死後の世界があると、宗教を信じる人を少し羨ましく感じるときもあります。
でも僕らはただの地球上のいち生物に過ぎません。死ねば今あれこれ考えている自分という存在がいなくなる。ただそれだけなのです。
死んで家族を見守ることもできません。居ないのですから。
虎は死して皮を留め人は死して名を残すという言葉がありますが、さすがにこれは叶わなくとも、「意義ある人生」を送りたいものです。
とはいっても、こうも突然死が訪れると、十分自分は頑張ったと自らを慰めることもできませんが。。。
僕はまだ死ねません。娘が幸せになるのを見届けるまでは。
そのためにもやっぱり健康は大切ですね。数年ぶりにテニスサークルに顔を出してみようかな。。。