afternoon life

悩み多き人生ですが、残りの半生を楽しく意義あるものにしたいと思い、綴っていきます。

地震保険に加入することにしました。マンション購入者も注意が必要!

最近また熊本で地震がありましたが、本当に県境で起きた地震でした。ちょうど娘と入浴中だったのですが、これまでも、熊本地震以来、夜中にちょっとした揺れを感じたりと、少し不安を感じてはいたのです。我が家は地震等級3の建物ではあるのですが、大丈夫か?と。

直接加入を決断したのは実際に火災保険に加入している代理店に、資料を取り寄せてからですが、その背中を押してくれたのは、数年前に買った本、田村正之さん著の、”老後貧乏にならないためのお金の法則”でした。

 以前にも紹介したこちらの本。 

老後貧乏にならないためのお金の法則

老後貧乏にならないためのお金の法則

 

 地震に関係なく、もう一度読み返してみようかな~という、軽い感じで読み返していたところでした。住宅ローンの話から入って、地震保険に関するコラムに目が留まりました。

家を買った当時に当然火災保険には加入したのですが、地震保険には加入しませんでした。それは単に節約したいということではなく、九州で大きな地震なんて…という甘い認識があったのはからです。でも2016年、熊本地震震度7地震が発生しました。しかも2回。本震と言われていた地震の後に、より大きな揺れがあるという、これまでの常識を覆すような地震でした。

僕自身、一度目は職場で残業中に、2度目は家で。これまで体験したことのない揺れでしたね。そして先日の地震。まさにタイムリーなコラムとの遭遇でした。

 

結論から言うと、地震保険は加入すべきだなと、今更ながら痛感しました。

著者の田村さんは「地震保険は必要性の高い保険」と書いていますが、その理由は「あまり知られていませんが、実は住宅再建への国の支援は薄く、資金の給付は「被災者生活再建支援」くらいで最大300万円。これでは生活再建は困難です。融資制度はいろいろありますが、すでにローンを抱えている場合は二重負担になってしまいます。まさに老後貧乏のリスクが極端に増します。(老後貧乏にならないためのお金の法則 第5章より抜粋)」

 

 損害の程度に対する支払金額は、時価によるので、完全な補償を求めることは出来ません(地震保険は政府と民間の損害保険会社が共同で運営しているため)が、政府が運営に関与している=利潤を求めていないため、地域によってはかなり”安い”です。

正直起きたときの損害を考えると、全くケチケチするべき部分じゃないと思いました。この点は僕自身、火災保険に加入した当時に、全く地震保険について加入する気が無く、話も聞かなかったので、大きな反省点です。

5年単位で入れば1年分近く割引がありますし、謄本か建築確認書などがあれば更に10%の割引があります。地震保険は今年1月に改定されて多くの地域で金額が高くなっているため、加入するなら早く、かつ、長期一括払いすべきだと感じています。

ただ、建物だけにするか、家財も加入するかは家々の状況によるでしょう。高額な美術品などを家に飾っているような人なら、家財も入れた方が良いのかもしれませんね。

 

ところで、タイトルにマンション購入者も注意が必要!と書きましたが、これについては、「マンションの場合、知っておくべきことは、自分の部屋など「専有部分」だけの地震保険では十分でないケースが多いこと。というのは、柱や廊下、エレベーター、エントランスなど「共用部分」の地震保険は、管理組合が契約する必要があるのです。そして共有部分の加入率は(付帯率)は13年度で37%と、専有部分よりかなり低い比率にとどまっています。」

情報が13年度なので、少し古いと感じられるかもしれませんが、東日本大震災が起きたのが2011年。我々日本人の危機意識がそれほど高まっていないのが分かります。この点は、まさに僕自身がそうでした。

この辺については被害を受けた仙台市のマンションに住まれていた方々からの情報も記載されているため、これからマンションの購入を検討されている方は、一読した方が良いかもしれません。もちろん、目当ての物件の管理組合が地震保険に加入しているかどうかも確認した方が良いかもしれませんね。

特にマンションの場合は戸建てと違い、一つの世帯ではなく、複数いますからね。負担を巡って住民同士で揉めるというのは、ありがちなような気が。。。