afternoon life

悩み多き人生ですが、残りの半生を楽しく意義あるものにしたいと思い、綴っていきます。

米中貿易戦争から同盟国を巻き込んで長期化の様相

米中貿易戦争ですが、今や我国日本を含む、米国の同盟国まで巻き込んで長期化する様相になってきました。以前こんな記事を書いたのですが。。。

tenbin-no-hazama.hatenablog.com

中国にとって、状況はそんなに甘くは無かったですね。米国が貿易摩擦だけでなく、安全保障まで絡んできたからですが、先日ネタ元として紹介した日経マネーからの記事も含めて、少し書きたいと思います。

 多分、当初はみんな、ここまで米国が本気で、かつ、この問題が長期化するなんて考えていなかった人が多いと思うんです。当時のピクテ投信のレポートを読んでも、やっぱりどこかで妥結されるだろうという感じでした。

先日日本政府がhuaweiとZTEの製品を排除する方針を決めました。実はこの少し前に英国BTもhuaweiを締め出すことを発表しています。更にカナダではhuaweiの幹部が逮捕される事態になりました。パスポートを7枚も所持って。。。

huaweiと言えば、携帯端末の分野で今年appleを既に超え、更に近い将来samsungをも超えるだろうと言われていますが、この状態が続けば半導体を自国生産することも含めて、今後厳しくなるのかもしれませんね。(一定の間だけだとは思いますが)

 

とはいえ中国製品が情報を盗んでいたというのは、自分も知人から聞かされていた話で、新しいニュースではありません。日本国内製造のvaioを買ったのもそれが理由の一つです。レノボのPCにはBIASにソフトが組み込まれていて、情報収集されていることが数年前に発覚しました。個人的には他の中国で生産されているメーカーPC、全て怪しいと思っていますが。。。

 

米国からすれば長年サイバー攻撃を受けていて、情報は漏洩しているでしょうし(実際に漏れていても、安全保障の観点から公表は絶対に出来ない気がする)、共和党政権からすると、もう我慢の限界だったのかもしれません。このままでは戦争したら負けてしまう。そういう危機感が、トランプ政権を突き動かしていることも一つなのだと思います。

 

ところで、経済面からすると日経マネーの付録の中でも触れられているのですが、ソニーフィナンシャルホールディングスの緒河氏は、「米中貿易戦争が長期化すると、人民元が下落していく可能性が高い」と述べています。IMFが外貨準備高の適正外準というのを各新興国に対して発表しているそうなのですが、中国の場合は3.6兆ドル。今はそれを下回り、約3兆ドルなんだそうです。これが3兆ドルを割って減っていくと、介入しても効かずにどんどん資金流出が進む可能性があるんだとか。

再びチャイナショックみたいな話が、また出てこないとも限らないようですね。

 

報道によると90日間の猶予が出来たようですが、状況は厳しいんじゃないかなと、何となく感じています。トランプさんとしては、中国を先進国、ハイテク国家にしてたまるか!という思いがあるんじゃないかな~。

中国としても、もはやその時代に後戻りできるわけもなく。。。

因みに、先の緒河氏ですが、2019年も米国の景気は強気な見方のようです。一部には、米国経済は2019年は後退するという考えもあるようですが、短期的な乱高下はあっても伸びるとお考えのようですね。

もうすぐ平成も終わり。どんな年になるのやら。。。