人生は60年続くとは限らない
健康診断で肺の要精密検査と診断された私。
たばこも吸わないのにそんなわけがあるか~!誤診に決まっているぜ!と思いながらも念のためと、先週末病院に行ったのですが。。。
CTの結果、肺の下の方に突起用のようなものが見えると。。。「普通の人にはないんですよね~。」と、こっちを見ずにボソボソ話す先生。
「咳やたんはでていますか?」
「いいえ」
「息苦しくなったりすることは?」
「無いです」
「たばこを吸われていますか?」
「いいえ」
「過去にも吸っていたことは無いですか?」
「無いです。」
「職場環境は粉塵など舞っているところですか?」
「いいえ、むしろきれいです」
ほとんどこっちを向いてくれない先生。なんだかひどい病気が見つかったかのようだ。「考えられる病気とかあるんですか?」僕が尋ねると、
「間質性肺炎。。。とか胸膜炎。。。とか」
「今日は専門の先生がいませんので、来週また来てください。その時呼吸器科の先生から、今後の治療についての話があると思います。」
明らかに何らかの病気、という感じ。
まぁ、僕は医学知識について全くありませんので、家に帰ってグーグル先生で調べましたよ。この時聞いた医者からの病名は実ははっきりとは覚えていなくて、後から肺の病気一覧のようなものと比較して、あぁ、こういう病名を言っていたなと当てはめたものなのですが。。。
間質性肺炎。。。助かる可能性ゼロ%。余命60ヶ月程度。
もう、頭真っ白。約5年しか生きられないって?俺まだ40代前半なのに?
間質性肺炎になった人のブログなども読んでしまいました。肺の移植手術をしても長くはないのかな・・・とか。
まだ3歳にもなっていない娘がいるのに・・・。その後ストレスで食事はのどを通らず、夜は眠れず、会社でも死人のようになっていました。
娘と遊ぶ時も何だか息苦しい気がするぞ?とか、ちょっとしたことで不安増幅。
助からないかもしれない。残り5年で娘に教えられることは何か、妻に伝えておくことは何か、保険のこととか資金のこととか、家のこととか会社のこととか、色々と考えました。
でも妻や上司の励ましにあい、何とか心を保てました。「俺は生きる。絶対に助かる。娘とバージンロードを歩くのは俺しかいない。家族3人の物語はまだまだ続くのだ」と。
そして今日、会社を休んで行ってきました。覚悟を決めて。
初見 問題なし。
・・・へ?
もう崩れ落ちそうになりました。「助からない病気かと思っていました」と、僕が言うと若い看護師さんが優しくうなずいてくれました。
最初のお医者さんが言った突起のようなものは、CTをすると映る人がたまにいるそうで、でもそれは昔の炎症の痕が映っていることが多いそうなのです。
本当に生きた心地がしなかった1週間でした。妻は普段TVを見ては爆笑しているのですが、全く笑わず。席を外して鼻水をすするような音も。心配させてごめんな。
結果的に問題なかったので良かったのですが、健康診断で悪い結果が出たらやっぱり病院に行くことをお勧めします。
面倒かもしれないし、大したことないかもしれません。でも怖いのは本当は重大な病気だった、ということが後で分かること。
僕は事なきを得ましたが、今回は色々と考えさせられました。夫として、父として、色々と見直す面が多いなと。
一つ確実に言えることは、分煙がきちんとできていない店に行くことは今後ないでしょうね。。。ジョイ〇ルとか。
ちなみにですが、最初に診断してくださった先生は糖尿病専門の先生でした。
不確かなら病名出すの止めて~~。聞いたのこっちだけど。。。