世界の経済成長は天井を打った、・・・かも
何だかだんだん定番化してきましたが、ピクテさんのレポート、Baroeterより投資環境見通しを一部抜粋・簡略化してご紹介します。
タイトルにあるように、ピクテさんは世界経済が天井を打ったと考えているようです。また、FRBの利上げにより流動性が低下し、これまで蚊帳の外だった債券相場に見直し買いが入る可能性があるのだそうです。
「米国市場は堅調な企業決算の恩恵を受けることが出来ず、S&P500構成企業の1~3月期の利益成長率が25%弱と7年ぶりの高水準にかかわらず、株価に織り込まれなかったのは、天井をうったという投資家の見方があると思われる」のだそうです。
逆に騰落率で最も高かったのは地域別でみると英国で、+6%。米国株しかいらねぇ派の方は残念ながらその恩恵を受けることができなかったことになりますね。
とはいえ、米国の景気先行指数は堅調に推移しているそうで、良好な消費なマインドや雇用・所得環境の改善傾向は崩れていないそうです。
「差し迫った景気の減速であるとは言えず、景気後退(リセッション)からは程遠い状況で、ピクテでは、世界経済は堅調さを維持し、今後5年程度は、長期トレンド近辺で推移すると見ています。」とあります。そうはいっても経済が変調をきたしているのは確かで、調整局面が訪れるだろう、と。
興味深いのは債券がアンダーウェイトからニュートラルに引きあがったことですね。
今年福岡で行われたモーニングスターの投信フェアでは2018年は10年の節目であると、発言されたピクテの荻野社長。
2008年 リーマンショック
1998年 ロシアショック
1987年 ブラックマンデー
逃げるのが得意と言われるピクテさん。
そろそろ準備に取り掛かれているんでしょうかね。。。