afternoon life

悩み多き人生ですが、残りの半生を楽しく意義あるものにしたいと思い、綴っていきます。

itrust 新興国株式のパフォーマンス

天秤のハザマです。

投信工房に登場以来、itrust新興国株式をコツコツ、チビチビ買い続けているのですが、特に2017年のパフォーマンスはあまり良いものではありませんでした。

シャープレシオはもちろん、インフォメーションレシオもマイナス状態。ですが、2018年に入ってからは改善がみられるようです。

最近ピクテさんからレポートが届きましたので簡単にご紹介したいと思います。

 ピクテさん提供のグラフを見ると、MSCI新興国に対してひどいときは15%近くも差をつけられていたようです。ですが、2018年に入ってからはその差は5%を少し超えるくらいまでに改善しています。それでも負けているのは事実ですが、その原因はレポートにあるように新興国株式で大きな比率を占め、上昇率が高い「中国」を組み入れいないのが原因のようです。

itrust新興国株式には今後人口ボーナスがある国を投資対象としているので、中国も韓国も台湾も入っていません。2017年に市場をけん引してきたハイテク株(MSCI新興国株はこの比率が結構高い!)が落ち着き、金融や素材などの分野が分野が伸びてきており、この分野の組み入れ比率がMSCIより高い、itrust新興国株式のパフォーマンスに寄与しているようです。

2018年3月末時点での各国組み入れ比率です。

南アフリカ23%

ブラジル19.7%

インド16.5%

メキシコ11.7%

マレーシア9.3%

トルコ5.7%

インドネシア4.7%

アラブ首長国連邦3.3%

チリ1.4%

アルゼンチン0.5%

パナマ0.5%

カザフスタン0.4%

コロンビア0.3%

 

ピクテさんの資料によると過去、新興国株式は商品指標(CRB指数)と連動する動きをすることが多かったようです。この中で資源国でないのはインドとトルコのみ。

商品市況が底堅いことから、今後資源国の株式市場にもプラスに働くだろうとの推測です。

今の新興国株式は中国、韓国、台湾で多数を占めており、今後はその比率が更に高くなる可能性を考えると、僕自身は20年後30年後のことを考えていきたいですね。

でもアクティブファンドなので、今買っている企業の株を20年後も持ち続けているとは思えず、その辺が残念だなぁと感じます。

この手の指数が出てインデックスファンドになれば、良いんですが。。。

 

※itrust新興国株式を推奨しているわけではありません。未来のことは誰にもわからないので投資は自己責任でお願いします。